スクールのスタンスはアナログ漫画制作と同じ |
原稿用紙上に下書き(シャーペン)からペン入れ(Gペン、丸ペン)までの工程を デジタル制作に変えて、ソフトの機能を習得しながらデッサン力、 描写力の向上を目指します。 通常デジタルで漫画を制作する為には、パソコンかタブレットが必要になり、 絵を描く用具としてはペンタブもしくは液タブが必要になります。 ※授業の際にはこちらで用意した液タブを使用します。 |
ペンタブレット(ペンタブ)と液晶タブレット(液タブ)の違い |
ペンタブはディスプレイの前に板状のタブレットを置き、ディスプレイを見ながら 手元のタブレットに絵を描いていくという手法です。 描く位置と絵の場所が違うので初心者には違和感もあり慣れるまでに時間がかかります。 液タブは原稿上に描くのと同じ感覚でディスプレイに直接描くようになります。 紙と違う材質、多少のペンの視差、遅延など (液タブの性能によっても違う)違いはありますが、感覚的には紙に描くのと同じです。 ただ、素材が紙面ではない為慣れるのにはやはり時間がかかります。 しかしペンタブと比べると慣れるまでの時間は短いのではないかと思います。 現状(2019年)を見る限りでは液タブはまだまだ高額な為、ペンタブを 使用してデジタル制作をしている人の方が多いように感じますが、 いずれは液タブが主流になっていくのではないでしょうか。 |
デジタルで漫画を仕上げる場合のメリット |
手書きの場合には苦手な向きの作画に時間がかかってしまう事がありますが、 デジタルなら反転処理をするだけです。 またペン入れを失敗しても簡単にソフトの機能で作画前に戻す事が出来たり、 顔パーツの微妙な移動など、修正して描き直す手間も省ける為 作業の短縮が出来るという大きなメリットがあります。 特にデジタルの場合、漫画に必要な効果などはソフトの機能だけで簡単に 誰にでも出来てしまう利点がある為、技術の習得は必要ありません。 デジタルソフトは時間の短縮やトーン代の節約など メリットは沢山あります。しかしこれはあくまでも便利ツールなので、 デジタルソフトで絵を描いたからといって絵が上手く描けるわけではありません。 構成力やデッサン力、描写力などソフトの機能で 補えない事は手書きと同じように練習を重ねるしかありません。 |