今まで何千人もの生徒を見てきているので、全ての生徒がそうだと言うわけではないが… ●どちらかというと自分の絵に自信を持っている人が多いという実感。 ●本心かどうか定かではないが自分の絵に自信がないという謙虚な人もいる。 大きく分けるとこの二通りになる。 ※基本的には、ある程度描ける人は特にプライドが高い。 |
漫画(絵)を描くほとんどの人が他人の描いた絵を客観的に評価できるのに対して それは多分、描いた時には100%の力で描いている為。 本人の力量や能力にもよるが、絵を描いてきた経験が少ない人ほど自分の描いた絵を 基本的には、少しずつ上達する度に以前自分が描いた絵を客観的に |
高校生の頃、漫画家になりたい!と思い、漫画の通信講座を始める。 美大卒業後、夢を実現化しようと都内の某漫画専門学校に入学。 |
結論を言うと…(あくまで自己見解) |
●漫画の通信講座の場合 |
なし(あくまで自分の場合) |
指導してくれる人の技術やテクニックを目の前で見ることが出来ない為、あまり意味がない。 単に描き終わってる絵を見るだけで上達するなら、 漫画雑誌を買えばいいという事になる。 特に自分が描いている為か、時間も経過しその絵のどこかが変だと感じても、 どこが 良くないのかがわからない。 基本的には、その場で修正してもらい自らが理解出来るようになっていくのがベストな 方法だと思う。 背景の描き方、効果線の描き方にしても、 描き方などを目の前で指導して貰って やっと理解できるようになっていくと思うから。 |
●漫画の専門学校の場合 |
直接指導してもらえる。 |
指導する講師によっては、口頭での説明のみなど、
さほど技術力がない講師に 指導された場合はほとんど為にならない。 しかし、 通信講座等と違い入学金が凄く高いので途中で辞めるのもばからしいし、 同じ夢を目指す友達と過ごせる環境が凄く楽しいので、 結果、ズルズルと友達と会話する 為だけに通う日々になってしまいがちである。 |
※補足すると、この手の専門学校は大学などと違い学歴にはならない。 稀に短大卒資格の学歴になる専門学校もあるが、入学時に試験が無いせいか なかなか卒業する事が出来ないようになっており、中退する人が多い。 学校法人ではない学校は、学割も基本的には効かない。 (特に都内の場合だと電車通学が主な交通手段になるので、通勤定期で通う事になるのが痛い) 専門学校といっても、基本的には塾と変わらないので中学卒業後に 行くような所ではないと思う…。 |
これは実際にその手の学校に行っている人の大半が感じているんではないかな…。 |
現在、本格的に漫画を指導する学校を見ると授業料がかなり高い! 学費は無駄に多い人件費や事務局の運営資金が主になってしまっている。 |
でも現実問題、本当に行った人にしか分からないだろうが授業料高すぎだと思う…。 |
そこで、長年の経験を元に学校の講師をしていて無駄だと感じた事を全て排除し、 漫画家を真剣に目指してる人、 これから目指したいと考えてる人の為に、 まんがスクールを立ち上げる運びになった。 |
第一に…とにかく無駄な費用は全て削除してお金をあまり掛けないで学べるようにする。 |
しかし、宣伝費用もほとんど掛けずにこのまんがスクールを知ってもらう事は可能なんだろうか、 というのが最大の課題…。 |
次に授業料について…。 授業内容はそのまま通常の漫画専門学校と同じ流れを組んで週1回3時間の授業、 |
そして基礎指導から漫画作品の制作までを完全指導する。 |
これがこのスクールの基本的なスタンスになった。 しかし…なぜか今まで講師をしていて、週1回制よりも全日制の方が人気があり、 そちらを選択する生徒の方を多く見てきた。 おそらく、多くの人は全日制なら毎日しっかりと学べると思って 通う事を決めたのだろうと思う。 しかし漫画の場合は基本的には学ぶ事は大体限られているので、 週1回の授業だけで基本は1年から2年で十分学べる。 あとは自分の努力次第。 つまり、週一回の授業よりも全日制の方が 多くの知識を学べるということはない。 学生気分を味わいたいなら全日制という選択も有りかもしれないが、 多くの生徒が無駄に時間を過ごしているような気がしていた…。 |
中学生の頃から漫画が好きで、高校の時、卒業後の進路決めで漫画家を 当時の担任の先生の勧めでデッサン力をつける為、美大に入学。 卒業間近、秋田書店「週間少年チャンピオン」の連載漫画家のアシスタントに紹介して 卒業後の進路は、決まったと安心していたが…絵柄が違うという事でアシスタントには その後の進路に困り、バイトと漫画の持ち込みだけだとモチベーションが下がると考え、 その間、雑誌でアシスタント募集の記事を見て、自分と絵柄が似ている漫画家への2度目の 念願が叶い双葉社「漫画アクション」と小学館「ビックコミックスピリッツ」で同時連載
している アシスタントにはなれたものの、現場での仕事のキツさにすぐに挫折…。 数年間漫画の連載をするが、漫画家・鳥山 明先生の影響もありゲーム製作にも より信頼性のある人間関係だけでのゲーム製作をと考え、無謀にも
自らゲーム会社を設立。 現在に至る。 |
商業誌デビュー出来た時の、あの感動と喜びを是非味わって貰う為に…。 追記 自分がまだ漫画の連載をしていた頃、
学校の生徒に優秀だと感じた人材を見つけ、 地元に戻る前、当時自分の担当だった副編に挨拶に行った際「また優秀な人材がいたら |